2022.06.03
中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)が新東名高速道路の整備効果をまとめました。 今年4月14日に御殿場JCT~浜松いなさJCT区間が開通10周年を迎えました。 新東名は日本の3大都市圏のうち、首都圏、中京圏を結んでおり、東名高速とともにダブルネットワークを形成しています。
貨物車1台当たりが利用する高速道路の平均距離は
と新東名の方が長い移動距離となっており、長距離の輸送ルートとして新東名が利用されています。
令和2年12月には、新東名が全線6車線化されたとともに、最高速度規制時速120kmの本格運用が開始。これにより車線毎の利用形態が変化し、
に繋がり安全性や快適性が向上しています。
NEXCO中日本では、長距離ドライバーの労働環境改善を下支えするために、
を進め物流の未来を支える新しい取り組みに挑戦していくとしています。
参考:NEXCO中日本
東日本、中日本、西日本高速道路(株)では 令和3年度既存のSA、PAで大型車マス約910台分の拡充を完了しています。
令和4年で更に約600台の大型車マスの拡充を計画し、 令和4年~6年度の3年で1,500台分の拡充が計画されています。
平日の夜間における大型車の混雑
平日の夜間を中心に大型車の駐車マスが不足し混雑している状況は、依然として発生しています。E1 東名 海老名SA(上り)では、平日の夜間を中心に、8時間以上の長時間駐車が約6割を占めており、1台による駐車マスの占有時間が長くなっています。そのため、多くの車両がご利用になれず、大型車の駐車マス不足の一つの要因となっています。
E1東名 足柄SA(上り)では、平日の夜間の時間帯を中心に大型車マス不足が顕在化していました。NEXCO中日本では、既存敷地内で駐車区画の配置の変更と合わせて、大型車と普通車のどちらでも利用できる兼用マスを増設し、大型車駐車可能台数を約1.3倍に増やしています。これにより、平日夜間の大型車マス不足は緩和しています。
E4東北道 国見SA(上り・下り)では、ガソリンスタンドからの逆走、特に下りの平日夜間の時間帯を中心とした大型車マス不足が顕在化しており、また休憩施設の老朽化も課題となっておりました。NEXCO東日本では、SA全体の大規模な更新に合わせエリア内のバリアフリー化、駐車マスの拡充(下りの大型車駐車可能台数を1.7倍に拡充)、および休憩施設レイアウトを抜本的に変更することで、多様なお客さまの利便向上を図られています。 参考:NEXCO西日本
E4東北道 国見SA(上り・下り)では、ガソリンスタンドからの逆走、特に下りの平日夜間の時間帯を中心とした大型車マス不足が顕在化しており、また休憩施設の老朽化も課題となっておりました。NEXCO東日本では、SA全体の大規模な更新に合わせエリア内のバリアフリー化、駐車マスの拡充(下りの大型車駐車可能台数を1.7倍に拡充)、および休憩施設レイアウトを抜本的に変更することで、多様なお客さまの利便向上を図られています。
参考:NEXCO西日本
駐車マスの拡充がされても駐車スペースを守っていない車両があれば周囲の方が迷惑してしまいます。
大型車マスに普通車が駐車する、または普通車マスに大型車が停車するなどの不適切な利用のために、本来駐車できる車両が駐車できない状況が発生しています。
また、兼用マスについても、普通車、大型車のそれぞれの駐車マスが満車になった場合に使用する設計となっておりますが、そのようにご利用されていないため、本来の機能が発揮できない事例が見受けられます。
近年整備を進めているダブル連結トラック駐車マスに、ダブル連結トラック以外の車両が駐車してしまい、ダブル連結トラックが駐車できないといった事象が発生しています。そこで、NEXCO中日本ではE1A新東名 浜松いなさIC路外のダブル連結トラック専用の予約駐車場に加え、E1東名 足柄SA(上り)、E1A新東名 静岡SA(上下)、E1A新名神 土山SA(上下)にダブル連結トラック専用の予約駐車マスを整備し、2021年4月から順次運用しています。これらの予約駐車マスは事前の予約で確実に駐車可能とするものですが、非予約車両の駐車や、通路などへの不正駐車により予約車両がご利用になれない事象が発生しています。予約駐車マスの確実な利用が可能となるよう適正な駐車場の利用が必要です。
国土交通省は高速道路の休憩施設の不足解消に向けて 現在道の駅を活用して社会実験を行っています。
現在高速道路の休憩施設同士の間隔が概ね25km以上離れている空白区間が約100区間存在していますが、この区間の半減を目指し現在23か所の道の駅を対象に高速道路からの一時退出を可能とする社会実験を実施しています。 同実験ではETC2.0搭載車を対象に、高速道路を降りて道の駅に立ち寄り後、2時間以内に再侵入した場合、高速道路を降りずに利用した料金のままとされます。 参考:国土交通省
現在高速道路の休憩施設同士の間隔が概ね25km以上離れている空白区間が約100区間存在していますが、この区間の半減を目指し現在23か所の道の駅を対象に高速道路からの一時退出を可能とする社会実験を実施しています。
同実験ではETC2.0搭載車を対象に、高速道路を降りて道の駅に立ち寄り後、2時間以内に再侵入した場合、高速道路を降りずに利用した料金のままとされます。 参考:国土交通省
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2022.05.19
2022.06.15
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新東名高速道路
中日本高速道路(株)(NEXCO中日本)が新東名高速道路の整備効果をまとめました。
今年4月14日に御殿場JCT~浜松いなさJCT区間が開通10周年を迎えました。
新東名は日本の3大都市圏のうち、首都圏、中京圏を結んでおり、東名高速とともにダブルネットワークを形成しています。
貨物車1台当たりが利用する高速道路の平均距離は
と新東名の方が長い移動距離となっており、長距離の輸送ルートとして新東名が利用されています。
令和2年12月には、新東名が全線6車線化されたとともに、最高速度規制時速120kmの本格運用が開始。これにより車線毎の利用形態が変化し、
に繋がり安全性や快適性が向上しています。
NEXCO中日本では、長距離ドライバーの労働環境改善を下支えするために、
を進め物流の未来を支える新しい取り組みに挑戦していくとしています。
参考:NEXCO中日本
駐車マスの拡充
東日本、中日本、西日本高速道路(株)では
令和3年度既存のSA、PAで大型車マス約910台分の拡充を完了しています。
令和4年で更に約600台の大型車マスの拡充を計画し、
令和4年~6年度の3年で1,500台分の拡充が計画されています。
課題
平日の夜間における大型車の混雑
平日の夜間を中心に大型車の駐車マスが不足し混雑している状況は、依然として発生しています。E1 東名 海老名SA(上り)では、平日の夜間を中心に、8時間以上の長時間駐車が約6割を占めており、1台による駐車マスの占有時間が長くなっています。そのため、多くの車両がご利用になれず、大型車の駐車マス不足の一つの要因となっています。
大型車マスの拡充 【E1東名 足柄SA(上り)の事例】
E1東名 足柄SA(上り)では、平日の夜間の時間帯を中心に大型車マス不足が顕在化していました。NEXCO中日本では、既存敷地内で駐車区画の配置の変更と合わせて、大型車と普通車のどちらでも利用できる兼用マスを増設し、大型車駐車可能台数を約1.3倍に増やしています。これにより、平日夜間の大型車マス不足は緩和しています。
抜本的な休憩施設レイアウトの変更 【E4東北道 国見SA(上り・下り)の事例】
駐車マスの拡充がされても駐車スペースを守っていない車両があれば周囲の方が迷惑してしまいます。
不適切な駐車マスの利用
大型車マスに普通車が駐車する、または普通車マスに大型車が停車するなどの不適切な利用のために、本来駐車できる車両が駐車できない状況が発生しています。
また、兼用マスについても、普通車、大型車のそれぞれの駐車マスが満車になった場合に使用する設計となっておりますが、そのようにご利用されていないため、本来の機能が発揮できない事例が見受けられます。
予約駐車マス及び通路などでの不正駐車
近年整備を進めているダブル連結トラック駐車マスに、ダブル連結トラック以外の車両が駐車してしまい、ダブル連結トラックが駐車できないといった事象が発生しています。そこで、NEXCO中日本ではE1A新東名 浜松いなさIC路外のダブル連結トラック専用の予約駐車場に加え、E1東名 足柄SA(上り)、E1A新東名 静岡SA(上下)、E1A新名神 土山SA(上下)にダブル連結トラック専用の予約駐車マスを整備し、2021年4月から順次運用しています。これらの予約駐車マスは事前の予約で確実に駐車可能とするものですが、非予約車両の駐車や、通路などへの不正駐車により予約車両がご利用になれない事象が発生しています。予約駐車マスの確実な利用が可能となるよう適正な駐車場の利用が必要です。
道の駅
国土交通省は高速道路の休憩施設の不足解消に向けて
現在道の駅を活用して社会実験を行っています。
N-DRIVE AGENTでは
そんな労働環境が変化している長距離ドライバーのお仕事を9,000社掲載、紹介中です